ある大学の教員らが目視で行った虫数調査によると、エキウム属の植物(カンディカンス、ピンクファウンテン(ピニナナ×ウィルドプレッティ)、ピニナナ、スノータワー、プランタギネウム、ルシカム、ブルガレ、ウィルドプレッティの8種)の中で最もニホンミツバチの訪花(吸蜜行動)が多かったのはウィルドプレッティなのだそうです。
有意に、ウィルドプレッティ、ピンクファウンテン、スノータワー、ピニナナへの訪花が多かった一方で、ルシカムやブルガレへの訪花は観察されなかったようです。
カンディカンスへの訪花は観察されましたが、上位三種と比べると10分の1程度のようです。
しかしこの観察は、ルシカムやブルガレが十分な花蜜を出さないことを意味するものではないことに注意する必要があります。8種のエキウムが並んでいる状況における観察であるため、その中からニホンミツバチがウィルドプレッティを特に選択したに過ぎません。